
今、某クライアントのラジオCMを担当しているのですが、放送局によって考査の基準がかなり違うので苦労しています。考査とは、文字通り「広告内容についての審査」です。すなわちCMを放送する局が広告表現に対して、トラブルになりそうなもの、社会的に問題になりそうなものの修正を求めてくるわけです。
もちろんラジオ業界全体での大きな指針はありますが、その上にさらに局の考査担当者の「人的な判断」があります。したがって「A局ではOKだった」という表現が「B局ではNG」ということも珍しくありません。よって、複数の放送局にCMを出す場合は、原稿を局ごとに調整せざるを得ず、これがなかなか細かく手間のかかる作業なのです。
ところで、ラジオCMはほんの一言が大きく反響を左右します。とくに健康食品の場合は、NGとされているワードがセールスに影響するので、メディア担当者と必死の攻防を繰り返すことになります。実話ですが、あるダイエット食品会社が某局で最初にCMを流したとき、ダイエットにまつわる表現はすべて考査でダメ出しをされ、しかたなく成分と美味しさを述べるだけのCMを流したところ、反響はほぼゼロ。それで、なんとかならないかと局の担当者に詰め寄り、「ダイエットサポート」ならギリギリOKと言う承認を取り付け、録り直して放送したところコールセンターの電話がジャンジャン鳴ったということがあります。
こういったことは局の考査担当者も知っており、広告主の希望を聞きたいのはやまやまなのですが(売上が上がればまた広告を出してくれるのですから)、やりすぎると監督官庁からお叱りを受けるので苦しいところ。どちらかといえば、広告主の希望になんとか沿うように努力してくれるのは地方局、東京の大手局は官庁のお膝元ということもあり、「お目こぼし」を期待しても無駄なことが多いようです。
ご質問、お問合せ、ご提案依頼はこちら
ラジオ広告のご紹介はこちら
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.comix.co.jp/bizmt/mt-tb.cgi/352
コメントする