
インターネットの世界はドッグイヤーと言われます。犬は(とくに生まれてすぐの段階は)1年で7歳くらいのスピードで成長することから、短期間で大きく変化する様をそう呼びます。このことは、新しい知識を常に吸収していかねばならないということであり、同時に少し前の常識やノウハウを更新していかねばならないということでもあります。今回は後者、「少し前の常識やノウハウ」を見直すヒントをご紹介します。
例1 検索エンジンのシェア
かつて日本の検索エンジンはヤフーが圧倒的に強く、シェア2番手のグーグルに2倍近く差をつけており、3位以下はほんのわずかしかないという時期がありました。ヤフーはPC購入時にプリセットされているものが多かったことにもよりますが、そのせいか、ヤフーのユーザーはネット初心者や女性に多く、グーグルは研究職など比較的リテラシーの高い人が使っているという通説がありました。ところがここ数年はグーグルが日本でも急速にシェアを伸ばし、ヤフーとほぼ互角になったと評価している統計もあります。ということは、ヤフー、グーグルのユーザーにはさほど違いがなくなってきたかも知れません。「ウチの商品はオーバーチュアでよくコンバージョンが取れるので、アドワーズは使っていないよ」といった方がおられますが、その傾向は今でも変わりがないか、一度検証してみてはいかがでしょうか。
例2 検索リテラシーの向上
5年くらい前まではまだリスティング広告を「知らない人」がたくさんいました。私の知人も、検索画面の上や右に出る検索連動広告を「自然検索の一部」と思っていたと言います。しかし、現在ではもう大部分のネットユーザーがそれらを広告、すなわち広告主が「お金を払って表示している情報」と知っています。よって、自然検索だけを見てリスティングを無視する人も増えてきました。これに呼応して、最近はSEOに費用を投下する企業が増えてきたように感じます。
例3 「決まり文句」の陳腐化
やはり5年ほど前、メール広告のノウハウ本には「件名に『限定』『お得』といったワードを入れると効果が上がる」と書いてあったものです。しかし、同じようなワードを毎日見せられ続けたユーザーは、もはやそれらのワードにさほど心を動かされません。広告を発信する側は、新たな「響くワード」を探す必要があるといえます。
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